本文へ

ここから本文です

[Keynote-3] 使うためのデザイン - 実社会における人間活動のサポート -

2007年11月13日 掲載

講演「使うためのデザイン - 実社会における人間活動のサポート -」
トラック 基調講演
開催日 2007年12月12日 (水) (12月12日のタイムテーブル
開催時間 10時15分〜11時15分
講演者 Larry Constantine /ラリー・コンスタンティン(Constantine & Lockwood, Ltd.,共同設立者/主任研究員)
講演内容

ソフトウェアはそれ単体では完結するものではなく、最終的には人の持つニーズに応えなければならない。ただ、人はより大きな活動の一部・ある文脈の中ソフトウェアを使うのであって、何もない空白の状態で使うわけではない。

ユーザーの真の課題は、従事している、目的ある活動を理解し支持することである。ここで私たちがユーザーに着目するのは、ユーザビリティの第一人者であるDonald Normanなどが指摘してきたとおり、人の注意は真の課題からそれてしまうものだからだ。

この基調講演では、ソフトウェアデザイナーと開発者に対して従来の考え方を超えるよう提案する。そうすることで、人間の活動が持つ性質を理解でき、より人間の活動をサポートできるソフトウェアを制作することが可能になる。

アクティビティモデリングとは、行動理論に関する先駆的な取り組みの上に築かれた、パワフルで新しい工学的アプローチである。このアプローチによって、ソフトウェアは真に人間の活動を反映することができ、また人々の本当のニーズに応えることができる。


トラックバック

このページのトラックバックURL
http://www.designit.jp/mt/mt-tb.cgi/1070