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「アジャイルUCD」セミナー&ワークショップ:アジャイルUCD -アジャイル開発プロセスを活用したユーザー中心設計

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当セミナー&ワークショップは終了いたしました。

「アジャイルUCD」セミナー&ワークショップでは、短い開発サイクルの中で、開発チームのニーズではなく顧客のニーズを重視するために、 UCD(ユーザー中心設計:User-centered design)の手法を活用し、いかにしてアジャイル開発プロセスを設計すればよいかを学ぶ機会を提供します。具体的には開発プロセスにおける情報分析や情報設計、ユーザー分析やタスク分析をいかに行っていくべきか、なぜそれが重要かを中心に議論を進めていきます。

「アジャイルUCD」セミナー&ワークショップ:アジャイルUCD -アジャイル開発プロセスを活用したユーザー中心設計
開催日 2009年8月29日(土)
開催時間 13時開場、13時30分開講(18時終了予定)
会場 主婦会館プラザエフ・会議室(JR四ツ谷駅徒歩1分、地下鉄南北線 / 丸の内線 四ツ谷駅徒歩3分)
地図
 
定員 60名(限定・先着順)
参加対象
  • ユーザビリティ専門家:UCD(ユーザー中心設計)・HCD(人間中心設計)の実践方法、アジャイル開発のメリットとデメリットを踏まえたうえでの具体的な進め方、事例に関心のある方
  • プロジェクトマネージャー:Web サイト制作・開発、ソフトウェア開発のプロジェクトマネジメントに携わっている方。アジャイル開発におけるリソース(人員や時間)やコストの捉え方に関心のある方
  • エンジニア、デザイナー、学生、研究者:アジャイルソフトウェア開発プロセスの実践方法、応用事例に関心のあるすべての方
受講料 8,000円(消費税込み)
※当日受付にてお支払いください。(現金支払いのみ、カード払い不可)
 
割引特典 DESIGN IT! Forum 2009 の「両日(8月27日28日)」をお申し込みの方は「50%OFF(4,000円)」

割引を適用される方は、DESIGN IT! Forum 2009の両日申込みの参加証を受付まで持参してください。(参加証はForum 2009当日に受付にてお渡しします)
※当日のセミナー&ワークショップをより深く理解するために、「DESIGN IT! Forum 2009」のご参加をお薦めいたします。
 
お申し込み
方法
事前のお申し込みは8月26日18:00で締め切りいたしました。
8月29日当日、直接会場お越しいただき、受付にて「当日受付希望」とお伝えください。
(参加申込み確認メールをお持ちでない方は、受付にてご氏名などの記載をお願いいたします)

 
講師 JoAnn Hackos ジョアン・ハッコス(Comtech Services社 代表・CIDM主宰、OASIS DITA Technical Committeeチェア、『User and Task Analysis for Interface Design』著者)
 
解説者 篠原 稔和 篠原稔和(DESIGN IT!, LLC. 代表、ソシオメディア株式会社 代表取締役)
 
当日の
流れ
  • 実践:アジャイルエクスサイズ
    講師や解説者を交えた「エクスサイズ」の時間が用意されています。参加者自身が持つ課題、他の参加者が持つ課題について一緒に考え、アジャイルを意識した「具体的な進め方」「実践方法」を議論してみましょう。
  • 講義:アジャイルソフトウェア開発
    講師が策定した「アジャイルマニフェスト」に即して、「アジャイル ソフトウェア開発とは?」をテーマにした講義が行われます。下記「講義概要」もご参照ください。
  • 実践事例紹介:アジャイル UCD
    講師自身が手がけたプロジェクトの中でも、UCD の優れた事例として世界中で取り上げられ、多くの人々に広く知られている事例をご紹介します。下記「講義概要」もご参照ください。
(「当日の流れ」は変更になる可能性があります。ご了承ください。)
 
講義概要

今日、エンジニアリングを推進する組織の多くが、アジャイル開発(*1)プロセスの方向へ向かっている。このプロセスの目標は、最終成果物が顧客のニーズを確実に満たすようにすることにある。詳細なプロジェクト仕様の執筆・策定よりも、効果的な成果物の開発に向けた重点的な取り組みに、より多くの時間を費やすのが理想的である。そして、プロジェクトの成功を保証するためにも、それぞれの開発サイクルは一段と短くなっていく。
しかし、このプロセスに伴う最大の懸念は、顧客への焦点がおろそかになってしまうことにある。顧客を重視していなければ、アジャイル開発プロセスの焦点が定まらず、プロジェクト管理が不十分な活動に陥ってしまう。また、顧客に焦点があたっていなければ、アジャイル開発は、単にプロジェクトの計画や管理といった規律を伴う作業から逃れるための方法にすぎないものとなる恐れがある。
このワークショップでは、最初に、アジャイル開発プロセスの基礎事項を紹介する。そして、エンジニアやシステム担当者が開発チームのニーズではなく顧客のニーズを重視するために、UCD(ユーザー中心設計)の手法を活用し、いかにしてアジャイル開発プロセスを設計すればよいかを学ぶための演習を提供する。
同時に、DESIGN IT! Forum(8月27-28日)で講演する「情報分析や情報設計のアプローチ」についても解説する。アジャイル開発のプロセスでは、「ユーザー分析」や「タスク分析」をその計画に含めることが必須であり、最終的な製品設計プロセスの一部として、ユーザーの手を借りる必要がある。
また、米国復員軍人援護局(Department of Veterans Affairs)のプロジェクトでジョアン・ハッコス博士自身が主導して実践した、「退役軍人病院における診療情報システム」の開発事例(*2)についても詳しく紹介する。

注)
*1:アジャイル開発(agile development) またはアジャイルソフトウェア開発(agile software development) とは、ソフトウェア工学において、迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法のこと。代表的なアジャイルソフトウェア開発手法に、XP(エクストリーム・プログラミング)がある。
*2:本プロジェクトは、UCD(ユーザー中心設計:User-centered design)の優れた事例として、数多くのケースとして世界中で取り上げられ、多くの人々に広く知られているものである。